日経レバの長期保有
日経レバは、日経平均株価の毎日の値動きの2倍を目指す日本のETFの通称です(野村アセットマネジメントの「NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」、銘柄コード1570、2012年4月上場)。
10年の増え方と谷(2016年9月〜2026年8月)
100万円は1,209万円になりました。同じ期間の日経平均(配当を含まない)は390万円です。
高値からいちばん下げた幅は−42.8%(2018年9月の高値から2020年3月の底まで)。戻るまで、底から8か月でした。同じ下げで、日経平均は−22.7%です。
2012年からの大きな下げ
2015〜2016年: −45.4%、戻るまで16か月。
2018〜2020年: −42.8%、8か月。
2021〜2022年: −24.9%、8か月。
2024〜2025年: −26.4%、5か月。
2026年6月からの下げは、7月までで−21.7%で、まだ戻っていません。

20%以上の下げは、2012年からの約14年で7回ありました。−45.4%から戻るには、約1.8倍の上昇が要ります。
アメリカの2倍と比べると
同じ10年で、ナスダック100の2倍のQLDは100万円が1,716万円、いちばん深い下げは−60.1%でした。日経レバは、増え方も谷もQLDより小さい10年でした。比べは「TQQQとQLDの違い」にあります。
日経平均の34年
日経平均は、1989年12月の高値から2009年2月の底まで−80.8%下げ、元の高値に戻ったのは2024年2月でした。高値から34年あまりかかっています。
日経レバは2012年に始まったので、この下げを通っていません。毎日2倍に戻す仕組みでは、長く続く下げや上げ下げの繰り返しを、指数より深く受けます。仕組みは「レバレッジETFを長期保有すると何が起きるか」にまとめました。
わかること
日経レバは、この10年で日経平均の約3倍に増えました。2012年からの途中には、−40%台の谷が2回あります。
長く持つなら、日経平均そのものが長い谷に入る時期もある、という前提で考えることになります。
日経平均が長い谷に入る時期に備えて、持つか降りるかを毎月判断するなら、データを集めて計算する手間がかかります。DM-Signalでは、米国のETFで組んだポートフォリオについて、その判定と過去の検証を確認できます。
関連するガイド
レバレッジETFを長期保有すると何が起きるか ・ レバナスの長期保有 ・ 3倍・2倍レバレッジETFの一覧 ・ 暴落から元に戻るまでの期間
1570は2012年5月〜2026年9月、日経平均(配当を含まない指数)は1965年1月〜2026年9月の月次。月初の始値どうしで計算し、手数料・税は入れていません。値は分配金・配当を含まない価格どうしです。毎日の値で数えると、下げ幅はもう少し深くなります。