TQQQとQLDの違い
TQQQとQLDは、どちらもNASDAQ100(アメリカの大型ハイテク株100社の指数)の毎日の値動きを倍にすることを目指すETFです。TQQQは3倍、QLDは2倍です。
どちらを選ぶかは、増え方だけでなく、途中でどこまで下がり、元に戻るまで何か月かかったかを並べると見えやすくなります。
同じ10年で比べる(2016年9月〜2026年8月)

100万円は、TQQQで2,859万円、QLDで1,710万円、倍にしないQQQで651万円になりました。
高値からいちばん下げた幅は、TQQQが−80.1%、QLDが−61.9%、QQQが−33.7%。底はどれも2022年です。
前の高値に戻るまでの月数は、TQQQが31か月、QLDが18か月、QQQが12か月でした。
3倍は、2倍の1.5倍の谷では済まない
毎日の値動きを倍にするので、上げと下げを繰り返すと目減りします(減価・逓減とも呼ばれます)。倍率が高いほど目減りは大きく、谷は深くなります。仕組みは「レバレッジETFを長期保有すると何が起きるか」にまとめました。
この10年では、TQQQはQLDより大きく増えた一方、谷は18.3ポイント深く、戻るまで13か月長くかかりました。
2006年からのQLD
QLDは2006年に始まったETFです。2008年の下げでは−81.3%まで下げ、前の高値に戻るまで37か月かかりました。TQQQは2010年に始まったので、この下げを経験していません。
わかること
どちらを選ぶかは、増え方の差と、谷の深さ・戻るまでの長さの差を、両方並べて決めるのが確かです。
TQQQとQLDに、もう1つの道を並べる
3倍と2倍のどちらを選んでも、持ち続ける限り谷は通ります。攻めるべき時と守るべき時をルールで判断する、という道もあります。デュアルモメンタムは、勢いの強い資産で攻め、勢いが無い時は守りの資産に移る、月1回のルールの投資法です。DM-Signalは、この考え方と3倍レバレッジを組み合わせたポートフォリオの過去の検証を公開しています。
| 資産の伸び | 最大下落 | 元に戻るのに必要な上昇 | |
|---|---|---|---|
| TQQQを持ち続ける | 28.6倍 | −80.1% | 約5.0倍 |
| QLDを持ち続ける | 17.1倍 | −61.9% | 約2.6倍 |
| デュアルモメンタム×3倍レバレッジ(DM-Signal) | 119.5倍 | −33.7% | 約1.5倍 |
| 倍にしないQQQ(参考) | 6.5倍 | −33.7% | 約1.5倍 |
TQQQを持ち続ける
- 資産の伸び
- 28.6倍
- 最大下落
- −80.1%
- 元に戻るのに必要な上昇
- 約5.0倍
QLDを持ち続ける
- 資産の伸び
- 17.1倍
- 最大下落
- −61.9%
- 元に戻るのに必要な上昇
- 約2.6倍
デュアルモメンタム×3倍レバレッジ(DM-Signal)
- 資産の伸び
- 119.5倍
- 最大下落
- −33.7%
- 元に戻るのに必要な上昇
- 約1.5倍
倍にしないQQQ(参考)
- 資産の伸び
- 6.5倍
- 最大下落
- −33.7%
- 元に戻るのに必要な上昇
- 約1.5倍
2016年9月〜2026年8月、月初の値(各月の最初の取引日の終値)で比べています。手数料・税金は入れていません。DM-Signalは、スタンダードプランの「シン分身-激攻」のバックテストです。
TQQQは約29倍、QLDは約17倍に増え、その途中でTQQQは−80.1%、QLDは−61.9%まで下げました。デュアルモメンタム×3倍レバレッジの最大下落は、倍にしないQQQと同じ−33.7%でした。デュアルモメンタム×3倍レバレッジの違いは、増え方の大きさだけでなく、途中の谷の浅さとの組み合わせに出ています。
ただ、同じことを自分で続けるには、価格のデータを集め、毎月の判定を計算し、検証をし直す手間がかかります。DM-Signalでは、デュアルモメンタム×3倍レバレッジのシグナルと過去の検証結果を、Webアプリでそのまま確認できます。売買は、そのシグナルを見て、自分の証券口座で行います。
関連するガイド
TQQQ・QLD・デュアルモメンタムの比べ ・ 3倍・2倍レバレッジETFの一覧 ・ レバレッジETFを長期保有すると何が起きるか
2016年9月〜2026年8月の月次(2006年からのQLDは2026年9月まで)。各月の最初の取引日の終値どうしで計算し、手数料・税・為替は入れていません。毎日の値で数えると、下げ幅はもう少し深くなります。