暴落から元に戻るまでの期間
暴落に備えるには、どこまで下がるかだけでなく、元の高さに戻るまで何か月かかるかを知っておくと役に立ちます。
高値から20%以上下げた回を、ETFごとに並べました。月初の値で数えています。
S&P500(SPY、1993年〜)
2000〜2002年: −44.6%、戻るまで50か月。
2007〜2009年: −51.3%、37か月。
2020年: −22.9%、4か月。
2022年: −23.3%、15か月。
ナスダック100(QQQ、1999年〜)
2000〜2002年: −80.6%。前の高値に戻ったのは2014年8月で、143か月(約12年)かかりました。
2022年: −32.2%、15か月。
3倍レバレッジETF
TQQQ(ナスダック100の3倍、2010年〜): 20%以上の下げが11回。いちばん深い2022年は−78.9%で、戻るまで30か月。
SPXL(S&P500の3倍、2008年〜): 9回。いちばん深い2009年は−68.9%で9か月、2022年は−61.7%で21か月。
戻るのに要る上昇
−50%から戻るには+100%、−80%から戻るには+400%の上昇が要ります。下げが深いほど、戻るまでの月数は長くなりやすい。図は「レバレッジETFを長期保有すると何が起きるか」にあります。
わかること

同じ2022年の下げでも、SPYは−23.3%で15か月、TQQQは−78.9%で30か月でした。
指数そのものでも、ナスダック100の2000年の下げは戻るまで約12年かかっています。
下げの途中で降りるルールを持つと、谷の深さが変わります。デュアルモメンタム×3倍レバレッジの DM-Signal と比べた数は「TQQQの2022年の暴落」にまとめました。
回復を待つあいだの判断を、自分で毎月続けるのは簡単ではありません。価格を集め、勢いを計算し、降りるかを決める作業が毎月あります。DM-Signalでは、その判定と過去の検証を、Webアプリでそのまま確認できます。
関連するガイド
TQQQの2022年の暴落 ・ SPXLを長期保有すると ・ レバレッジETFを長期保有すると何が起きるか
月初の始値どうしの月次で数えています。毎日の値で数えると下げ幅は深くなります(例: TQQQの2022年は日次で−81.7%、PortfoliosLab)。2026年5月からのTQQQの下げ(−22.9%)は、2026年9月の時点で戻っていません。