忙しい医師のための、月1回だけ考える資産形成
診療が終わるころには、相場を見る気力はほとんど残っていない。
昼休みに株価を確認し、診療の合間にニュースを読み、帰宅してからチャートを見る。
そんな生活を、何年も続けたいとは思わない。
僕自身、投資のために生活を複雑にしたいわけではありません。
むしろ逆です。
できるだけ考えず、できるだけ迷わず、それでも長く続けられる仕組みが欲しい。
そこからDM-Signalを作りました。
1万円が、10年で1億5,978万円になったバックテスト
まず、結果から見てください。
2016年10月から2026年9月までの共通10年間。
DM-Signalの各レイヤーのHistorical backtestでは、1万円は次のようになりました。
- Basic:6倍
- L0:213倍
- L1:336倍
- L2:2,997倍
- L3:15,978倍
- 最上位のL3では、
1万円 → 1億5,978万円
です。
もちろん、これはHistorical・in-sample backtestです。
将来の利益を意味する数字ではありません。
ただし、実際に同じ10年間を使って比較した結果です。
そして僕が重要だと思っているのは、単にリターンが大きかったことだけではありません。
リスクを増やしただけではない
高いリターンを見ると、最初に疑うべきことがあります。
「単にリスクを大きくしただけではないのか」
これは当然の疑問です。
そこでDM-Signalでは、リターンだけでなく、Max DrawdownやCalmar Ratioも見ます。
代表的な上位ポートフォリオでは、
- L0:CAGR 52.5% / MaxDD −32.8% / Calmar 1.60
- L1:CAGR 79.7% / MaxDD −35.1% / Calmar 2.27
- L2:CAGR 113.1% / MaxDD −33.5% / Calmar 3.38
- L3:CAGR 144.7% / MaxDD −20.95% / Calmar 6.91
- でした。
つまり、少なくともこのHistorical backtestでは、
層を上げるにつれて、単純に値動きを荒くしただけではなく、リスクに対するリターンも改善していました。
最上位L3の最大下落は−20.95%。
100万円なら、最も深い下落局面で約79万円です。
大きな数字だけを見せて終わるつもりはありません。
むしろ、
そのリターンを、どの程度の下落と引き換えに得たのか。
そこを見る方が重要です。
それでも、毎日やることはありません
DM-Signalを作る上で、僕が重視していることがもう一つあります。
続けられること。
投資戦略がどれだけ優れていても、
- 毎日確認が必要
- 判断が必要
- 裁量が必要
- ニュースを追う必要がある
- なら、僕には向いていません。
診療があるからです。
DM-Signalの基本は月次です。
月に一度、シグナルを確認する。
そしてルール通りに入れ替える。
基本的にはそれだけです。
毎日の株価を見る必要はありません。
FOMCのたびに判断する必要もありません。
雇用統計のたびにポジションを考え直す必要もありません。
月に一度。ルールに従う。
僕は、この単純さをかなり重要だと考えています。
判断力ではなく、仕組みに任せる
人間は、相場が上がると買いたくなります。
下がると怖くなります。
含み損が出ると、理由を探し始めます。
逆に利益が出ると、自分の判断が正しかったと思いたくなる。
だから、投資判断を毎回自分で行うほど、感情が入りやすくなります。
DM-Signalでは、そこをできるだけ仕組みに寄せています。
今月何を持つのか。
どの比率にするのか。
それを毎月ゼロから考えない。
あらかじめ決めたルールに従う。
僕にとってDM-Signalの価値は、予想を当てることではありません。
毎月の意思決定を減らすことです。
- 無料で始める
- 月に一度、シグナルを見る
- ルールどおりに入れ替える
たくさん作る。でも簡単には信じない
もちろん、ルールに従うだけなら、そのルール自体が弱ければ意味がありません。
だからDM-Signalでは、公開する前の検証にかなり時間を使っています。
一つの戦略ファミリーだけでも、18,744パターンを探索しています。
そこから、
- Grid Search
- Plateau
- IS / OOS
- Walk Forward
- Beta-adjusted Alpha
- Regime
- Vintage OOS
- Reject / Adopt
- Forward Tracking
- と検証を進めます。
バックテストで良かった。
それだけで終わりではありません。
バックテスト合格は、まだ入口です。
本番で使っているポートフォリオは102本あります。
そして公開後の成績はHistoricalとは分け、Forwardとして記録しています。
自分のお金なら、どうなっていたか
- L3159億7,800万円
- L229億9,700万円
- L13億3,600万円
- L02億1,300万円
- Basic600万円
仮に100万円だったとします。
同じ10年間のHistorical backtestの倍率を単純に当てはめると、
- Basic:約600万円
- L0:約2億1,300万円
- L1:約3億3,600万円
- L2:約29億9,700万円
- L3:約159億7,800万円
- です。
もちろん、これは税金・手数料・追加入金などを含めない単純計算です。
そして繰り返しますが、Historical backtestです。
ただ、数字を眺めるだけより、
「自分のお金だったらどうなっていたのか」
に置き換えた方が、戦略の性格はずっと理解しやすいと思います。
投資に時間を使いすぎない
僕は、投資そのものが趣味である部分もあります。
研究は好きです。
戦略を作ることも好きです。
でも、その研究を使う側まで毎日研究する必要はないと思っています。
むしろ逆です。
研究する側が複雑なことをやる。
使う側は単純にする。
その方がいい。
複雑さはこちらで引き受ける。
利用する人は、月に一度確認する。
DM-Signalは、そういう道具として作っています。
複利に必要なのは、才能より時間かもしれない
優れた戦略を探し続けるより、
続けられる戦略を一つ持つ。
毎日相場を追うより、
月に一度、決めたルールを確認する。
完璧なタイミングを待つより、
長く続けられる形を先に作る。
複利に一番必要なのは、
時間です。
だからDM-Signalは、
毎日考えるためのサービスではありません。
考える回数を減らし、長く続けるための仕組みです。
信じなくていい。自分で確認できる
投資サービスでは、
「この戦略はすごいです」
と言うこと自体には、ほとんど意味がありません。
自分で作った人間は、自分の戦略を良いと思っているに決まっているからです。
だからDM-Signalでは、
Don't trust us. Verify us.
を重要な考え方にしています。
Historicalなのか。
Forwardなのか。
どの期間なのか。
どのポートフォリオなのか。
そこを分けて見られるようにしています。
疑うことを前提にしています。
僕自身も、自分の戦略を簡単には信じません。
