02 リスクとリターン
リターンだけなら、僕も疑います。
高いリターンは、たいてい大きな下落とセットです。だから同じ期間のS&P 500 (SPY) と、下落の深さと安定性も並べます。
リターンは上。ただし最大下落はSPYより深い。
それでも、最悪の時期には−33.7%まで下がりました。その数字も隠しません。
03 仕組み
魔法ではない。ルールです。
デュアルモメンタムは、毎月末、決まった手順で、次の1か月に持つものを一つ決めます。相場の予想はしません。
- 1
比べる
相対モメンタム
候補の資産どうしで直近の値動きを比べ、強い方を選ぶ。
- 2
確かめる
絶対モメンタム
市場の勢いが、安全資産の利回りを上回っているかを確かめる。
- 3
決める
保有 / 退避
上回っていれば、選んだ資産を持つ。下回っていれば、守りの資産に移る。
デュアルモメンタムは土台です。
デュアルモメンタムの戦略一つひとつを資産のように扱い、組み合わせ、その組み合わせをさらに評価する。これを重ねたものが上位ポートフォリオです (FoF: ポートフォリオのポートフォリオ)。
- DM
- L0
- L1
- L2
- L3
- 上位PF
- 分散
- 一つの戦略に賭けず、組み合わせる。
- 月1回
- 判断は月末の一度だけ。
- 予測よりルール
- 同じ入力なら、いつも同じ答え。
04 履歴
結果を見てから、ルールを変えない。
Basic-DualMomentum は、ゲイリー・アントナッチが提唱したデュアルモメンタムを元に、資産を ETF に置き換えてシンプルにした基本ポートフォリオです。デュアルモメンタムのルールを学ぶためのもので、成績に合わせて調整した部分はありません。
Basic-DualMomentum のバックテストの起点
BACKTEST最新の月末データ
次の判定
Basic-DualMomentum の直近12か月の保有
- 2025.11QQQ入れ替え
- 2025.12QQQ
- 2026.01QQQ
- 2026.02QQQ
- 2026.03QQQ
- 2026.04QQQ
- 2026.05QQQ
- 2026.06QQQ
- 2026.07QQQ
- 2026.08XLU入れ替え
- 2026.09XLU
- 2026.10XLU
06 検証
ここから先は、知りたい人だけ。
条件を変えても崩れないか。作るときに使っていない期間でも通用するか。市場全体の上昇だけで説明できないか。全ての戦略を、同じ手順で疑います。
基本の検証
- A1
広大なグリッドサーチ
広いパラメータ空間を総当たりし、最高の一点ではなく、少し条件を変えても成績が崩れない平らな領域があるかを見る。
- A2
パラメータ空間の頑健性
グリッドの全パターンで Beta 調整後の Alpha を計算し、チャンピオンだけでなく Alpha が正だったパターンの割合を見る。
- A3
IS / OOS
ある時点までの情報だけで選択し、その後の未知の期間で評価する。
- A4
複数窓ウォークフォワード
時間を進めながら選択と評価を繰り返し、学習期間の長さも複数試す。特定の学習期間だけで偶然うまくいった可能性を疑う。
- A5
Beta 調整後 Alpha
市場 Beta を推定し、市場連動分を除いても何かが残るかを見る。この段階で FAIL になる戦略もある。
- A6
拡張窓
学習期間を伸ばし続ける拡張窓でも確認し、特定のローリング窓幅に結果が依存していないかを見る。
- A7
レジーム別の頑健性
平均だけでなく、市場環境ごとに何が起きたかを見る。
- A8
ヴィンテージ OOS
研究環境そのものを過去の時点に戻し、その時点で利用可能だった情報だけで選択して、その後を評価する。
- A9
棄却 / 採用
初期の検証を通った戦略でも、後の検証で落ちれば捨てる。捨てた研究も記録に残す。
- A10
実際のフォワード観測
どれだけ検証しても研究者は過去を知っている。事前に公開したシグナルをその後観測することだけがそれを消す。
DM-Signal 固有の追加検証
- B1
アルファ空間検証
- B2
デケイ分析
- B3
Vintage分析
- B4
パラメータ近傍分析
- B5
ストレステスト
- B6
foldパーセンタイル検証
- B7
指標top安定性
- B8
レジーム条件付き検証
- B9
Rule Freeze(ルール確定)
- B10
Forward observation(フォワード観測)
07 作り手
自分と家族が使うから、雑には作れない。
DM-Signalは、自分と家族、数人の親しい友人とだけ使っていたデュアルモメンタムのFoFを、誰もが使えるようにしたものです。
ここで出しているシグナルは、自分と家族の資産でも使っています。
だから、都合のいい数字だけを並べる理由がありません。良い結果も悪い結果も、確かめられる形で残します。
— DM-Signal 開発者、東京の耳鼻科医バム
このプロジェクトについて →08 生活
投資を、生活の中心から外す。
Before
- ニュース
- X
- 値動きの確認
- 迷い
- 何度も判断
- 疲れ
After
- 月1回のシグナル
- 判断は一度
- 必要ならリバランス
- 画面を閉じる
- 生活に戻る
09 加入後
毎月見るのは、この画面です。
今月なにを、どの比率で持つか。先月から変わったか。入れ替えが必要か。それだけが、はっきり分かります。

Basic-DualMomentum の実データ
- 2026-10 今月の保有
- XLU 100%
- 前月 (2026-09)
- XLU
- リバランス
- 不要
- 最後の入れ替え
- 2026-08: QQQ → XLU
- 今の保有と比率 (ティッカー × ウェイト)
- 前月からの変化
- リバランスの要否
- 実装のための補足
- 毎月のお知らせ (note)
会員は、Basic DM に加えて上位ポートフォリオを同じ画面で見られます。
加入後に見るものを詳しく →10 プラン
あとは、使うかどうかだけ。
33倍(2003-09〜2026-08)の Basic DM は、無料で公開しています。会員プランでは、その上に組み上げた上位ポートフォリオを使えます。
- 更新
- 毎月。シグナルは前月最後の取引日の終値で決まり、月初に公開します。
- 申込・解約
- noteのメンバーシップとして提供しています。手続きはnote上で行います。
- 無料のまま
- Basic DM と検証の情報は、会員にならなくても見られます。
ベーシックプラン
月額1,000円。Basic DM に加えて5つのポートフォリオと、その月次シグナル。
スタンダードプラン
月額8,000円。上位ポートフォリオと、その月次シグナル・ウェイト。
プレミアムプラン
招待制。さらに追加のポートフォリオと解説。
11 よくある質問
よくある質問
デュアルモメンタム投資とは?
直近の値動きが強い資産を持ち、相場全体の勢いが弱まったときは守りの資産に切り替える、ルールで決まった投資手法です。
シグナルはどのくらいの頻度で変わりますか?
月に一度です。シグナルは前月最後の取引日の終値で決まり、月初に公開します。
バックテストはどう検証していますか?
条件を少し変えても崩れないか、作るときに使っていない期間でも同じ傾向が出るか、相場全体の動きだけでは説明できない成績があるかを調べます。詳細はTrust Centerにあります。
無料で何が見られますか?
Basic DMの基本ルール、今のシグナル、過去の成績を、登録なしで見られます。お試し版ではなく、これ自体がひとつのデュアルモメンタム戦略です。
成績は保証されますか?
いいえ。ここに出している成績はバックテスト (過去データでの検証) で、将来の利益を約束するものではありません。投資助言でもありません。
05 利用
研究だけで終わっていない。実際に使われ続けている。
会員数は、メンバーシップのページで公開しています。作った数字や、顔のない推薦文は載せません。
USER DATA 入会から12か月後も続けている会員
約51%2026-09-27 時点。一人ずつ、最初に入会した期間を請求月で数えた推定値です。
いま、外から確かめられること