TQQQとは
TQQQ(ProShares UltraPro QQQ)は、ナスダック100(アメリカの大型ハイテク株100社の指数)の毎日の値動きの3倍を目指すETFです。2010年2月に始まりました。経費は年1%弱です。
仕組み: 毎日3倍に戻す
指数が1日で1%上がれば、TQQQはおよそ3%上がります。1%下がれば、およそ3%下がります。
ただし3倍になるのは1日ごとです。毎日3倍に戻すので、長い期間では「指数の3倍」になりません。上げ下げを繰り返すと目減りし(減価・逓減とも呼ばれます)、まっすぐ上がる時は3倍より大きく増えます。
仕組みと図は「レバレッジETFを長期保有すると何が起きるか」にまとめました。
2010年からの100万円
2010年2月に入れた100万円は、2026年9月に約3億8,366万円になりました。
その途中で、高値から20%以上下げたことが12回あります。いちばん深いのは2022年の−80.1%で、元の高値に戻るまで、底から31か月かかりました。
2018年: −47.4%、戻るまで11か月。
2020年: −57.4%、3か月。
2022年: −80.1%、31か月。
−80.1%から戻るには、約5.0倍の上昇が要ります。2022年の下げの道のりは「TQQQの2022年の暴落」にまとめました。
この10年(2016年9月〜2026年8月)
100万円は、TQQQで2,859万円、2倍のQLDで1,710万円、倍にしないQQQで651万円になりました。比べは「TQQQとQLDの違い」にあります。
わかること
TQQQは、指数の上げ相場を大きく増やす一方で、資産が5分の1まで減る時期を通ってきました。
持つかどうかは、増え方と一緒に、この谷を通れるかで考えることになります。
同じ10年を、攻め時と守り時をルールで判断する投資法と比べる
谷を通るかどうかとは別に、攻めるべき時と守るべき時をルールで判断する、という道もあります。デュアルモメンタムは、勢いの強い資産で攻め、勢いが無い時は守りの資産に移る、月1回のルールの投資法です。DM-Signalは、この考え方と3倍レバレッジを組み合わせたポートフォリオの過去の検証を公開しています。同じ2016年9月〜2026年8月で並べると、次のとおりです。
| 資産の伸び | 最大下落 | 元に戻るのに必要な上昇 | |
|---|---|---|---|
| TQQQを持ち続ける | 28.6倍 | −80.1% | 約5.0倍 |
| デュアルモメンタム×3倍レバレッジ(DM-Signal) | 119.5倍 | −33.7% | 約1.5倍 |
| 倍にしないQQQ(参考) | 6.5倍 | −33.7% | 約1.5倍 |
TQQQを持ち続ける
- 資産の伸び
- 28.6倍
- 最大下落
- −80.1%
- 元に戻るのに必要な上昇
- 約5.0倍
デュアルモメンタム×3倍レバレッジ(DM-Signal)
- 資産の伸び
- 119.5倍
- 最大下落
- −33.7%
- 元に戻るのに必要な上昇
- 約1.5倍
倍にしないQQQ(参考)
- 資産の伸び
- 6.5倍
- 最大下落
- −33.7%
- 元に戻るのに必要な上昇
- 約1.5倍
月初の値(各月の最初の取引日の終値)で比べています。手数料・税金は入れていません。DM-Signalは、スタンダードプランの「シン分身-激攻」のバックテストです。

TQQQは上げ相場の伸びが大きく、10年で約29倍になりました。その代わりに、資産が5分の1まで減る谷も通っています。デュアルモメンタム×3倍レバレッジの最大下落は、倍にしないQQQと同じ−33.7%でした。デュアルモメンタム×3倍レバレッジの違いは、増え方の大きさだけでなく、途中の谷の浅さとの組み合わせに出ています。
ただ、同じことを自分で続けるには、価格のデータを集め、毎月の判定を計算し、検証をし直す手間がかかります。DM-Signalでは、デュアルモメンタム×3倍レバレッジのシグナルと過去の検証結果を、Webアプリでそのまま確認できます。売買は、そのシグナルを見て、自分の証券口座で行います。
関連するガイド
TQQQの2022年の暴落 ・ TQQQとQLDの違い ・ レバレッジETFを長期保有すると何が起きるか ・ 暴落から元に戻るまでの期間
TQQQは2010年2月〜2026年9月、10年の比べは2016年9月〜2026年8月の月次。各月の最初の取引日の終値どうしで計算し、手数料・税・為替は入れていません。毎日の値で数えると、下げ幅はもう少し深くなります。