月初に売買できない時
月に1回だけ判断する投資のルールでも、決めた日に売買できない月はあります。仕事、旅行、体調。では、数日遅れるとどれくらい違うのか。
試したルール
月末の終値で、S&P500(SPY)が直近10か月の月末の平均より上なら持つ、下なら現金。売買は翌月の初めに行います。その売買の日を、1営業日目・2・3・5・10営業日目に変えて比べました。判断の中身は同じで、売買の日だけが違います。
1993年11月からの結果(2026年9月まで)
1営業日目: 18.2倍(年率9.2%)。
2営業日目: 19.8倍(年率9.5%)。
3営業日目: 20.4倍(年率9.6%)。
5営業日目: 19.9倍(年率9.5%)。
10営業日目: 21.0倍(年率9.7%)。

高値からの下げ(売買の日の値で数えた)は、−17.3%〜−25.7%と、売買の日によって幅がありました。
わかること
このルールでは、売買を数日から2週間遅らせても、年率の差は0.5ポイントほどでした。決めた日に動けなかった月も、数日後に同じ判断で売買すれば、ルールそのものは崩れていません。
5つの中では10営業日目がいちばん増えましたが、差は小さく、この1つの期間の結果から「遅らせた方が良い」とは言えません。大事なのは、遅れた月も判断を変えずに売買することです。
毎日見ないで続ける考え方は「株価を毎日見ない投資」、移動平均のルールのバックテストの落とし穴は「未来の情報の混入とは」にまとめました。
DM-Signalのシグナルは、前月末の終値で決まり、月初に公開されます。検証の手順と結果も公開しています。
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SPYの日次の終値(配当込みの調整済み)。判断は1993年11月末〜2026年9月末の395回で、5つとも同じ判断の月です。現金の利息・手数料・税・為替は入れていません。高値からの下げは売買の日の値だけで数えています。