金利が上がった時期、S&P500はどうなったか
「金利が上がると株は下がる」とよく言われます。実際にはどうだったのか。アメリカの3か月の国債の利回りが、1年前より2ポイント以上高かった時期を「金利が上がった局面」として、1960年から数えました。
11回の局面
1960年1月から2026年9月までで、局面は11回でした。局面の間のS&P500は、6回で下がり、5回で上がりました。
いちばん大きく下げたのは1973年1月〜12月の局面で、その間に−17.4%、その後の1年でさらに−29.7%でした。
直近の2022年7月〜2023年9月の局面では、金利は2.3%から5.3%まで上がりましたが、S&P500はその間に+13.3%、その後の1年で+34.4%でした。
局面が終わってから1年のS&P500は、11回のうち8回で上がっていました。
すべての月と比べると
1960年からのすべての月で、そこから1年のS&P500の騰落率の中央値は+10.7%、下がった月の割合は24.8%でした。
金利が上がった局面の月から1年では、中央値は+12.2%、下がった月の割合は30.0%でした。下から4分の1の値は、すべての月の0.0%に対して−9.1%で、悪い時の下げが深くなっていました。

境目を3ポイントにすると、中央値は+14.9%、下がった月の割合は33.3%、下から4分の1は−14.0%でした。1ポイントにすると、中央値は+10.2%、下がった月の割合は27.9%、下から4分の1は−4.0%でした。
わかること
1960年からの値では、金利が大きく上がった時期のS&P500は、真ん中の値はすべての月と同じかやや高く、ばらつきが大きくなっていました。上がった幅が大きいほど、悪い時の下げは深くなっています。「金利が上がると株は下がる」は、11回のうち半分ほどに当てはまる言い方でした。
暴落から戻るまでの長さは「暴落から元に戻るまでの期間」、S&P500の3倍を長い期間で見た結果は「S&P500の3倍を1928年から」にまとめました。
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金利はアメリカの3か月の国債の利回り(^IRX)の月末の値、株価はS&P500指数(配当を含まない)の月末の値で、1960年1月〜2026年9月。局面の騰落率は、局面の始めの月の前の月末から終わりの月の月末まで。1年後の騰落率は月ごとに数えるため、隣り合う月どうしは期間が重なります。