オルカンとS&P500はどっち?
新NISAで積み立てる先として、よく比べられる2つです。オルカンは、三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の愛称で、日本を含む世界の株式に投資します。S&P500は、アメリカの大きな企業500社の指数です。
オルカンが連動を目指す指数(MSCI ACWI)に連動するETF(ACWI)と、S&P500に連動するETF(SPY)の値で、ACWIの値が取れる2008年4月から比べました。日本から投資する人の実感に近いよう、円建ての値も出しています。
2008年4月からの値(円建て)
オルカン(ACWI): 100万円が675万円(6.7倍、年率10.9%)。最大下落は−57.7%(2008年4月〜2009年2月)。高値に戻ったのは2013年5月で、高値から61か月でした。
S&P500(SPY): 100万円が1,206万円(12.1倍、年率14.4%)。最大下落は−53.1%(2008年4月〜2009年2月)。高値に戻ったのは2013年1月で、高値から57か月でした。
ドル建てで見ると
オルカン(ACWI): 4.4倍(年率8.3%)、最大下落は−54.2%、高値から57か月で戻りました。
S&P500(SPY): 7.8倍(年率11.8%)、最大下落は−49.2%、高値から35か月で戻りました。

2022年の下げは、ドル建てではオルカンが−24.4%(戻るまで25か月)、S&P500が−22.4%(24か月)。円建てでは、この時期の円安で、どちらも20%を超える下げになりませんでした。
最近の10年(2016年9月〜2026年8月、円建て)
オルカン: 5.0倍(年率17.6%)、最大下落は−26.3%(2020年)。S&P500: 6.4倍(年率20.3%)、最大下落は−24.6%(2020年)。
わかること
2008年からの値では、どの期間・どの通貨で見ても、S&P500の方が多く増えました。最大下落の深さの差は数ポイントで、2008年の下げから戻るまでの月数も、円建てでは4か月の差でした。
S&P500とアメリカの他の指数を比べた結果は「QQQとSPYを比べる」「S&P500で十分か」、円で見た暴落の深さと戻りは「ドルでは戻ったのに円では戻らない」にまとめました。
関連するガイド
QQQとSPYを比べる ・ S&P500で十分か ・ 円で見た暴落と回復 ・ 新NISAとレバレッジ型
ACWI・SPYは配当込みの調整済みの値(ETFの経費を含む)で、各月の初めの取引日の終値、2008年4月〜2026年9月の222か月。円建ては同じ日の為替(1ドルの円の値)を掛けた値です。オルカン・投資信託そのものの基準価額ではありません。手数料・税は入れていません。