NISAの年間枠を使い切ったら、余りのお金はどう回すか
書いた人: バム(DM-Signal)・公開 2026年10月31日
NISAの枠は、年に360万円、生涯で1,800万円までです。
それを超えて投資に回せるお金は、税金のかかる口座(特定口座)に置くことになります。
ここでは、その余りのお金を、S&P500のまま持つ場合と、デュアルモメンタム×3倍レバレッジ(DM-Signal)で回す場合を、2016年からの値動きで比べます。
前提
- NISAには毎月30万円(年360万円)でS&P500を買い、1,800万円に届いたら新しくは入れません。NISAの中は税金がかかりません。
- 余りのお金は毎月10万円で、課税口座に入れます。
- S&P500は買って持ち続け、最後に全部売った時に、利益に20.315%の税金を払います。売るまでは税金がかかりません。
- デュアルモメンタムは毎月の判定で持つ銘柄が替わり、売った利益にはその年に税金がかかります。控えめに「毎月の損益が全て売買で確定する」として、その年の損益を通算して年末に払い、損は3年まで繰り越す形で数えました(繰り越しには確定申告が要ります)。
- 3倍レバレッジのETFはNISAの対象外なので、課税口座で持つ前提です。
余りのお金の行き先で、手元はどう変わったか
| 始めた月 | 余りに入れた額 | S&P500で(税引き後) | DM-Signalで(税引き後) | 余りの口座の最大下落(S&P500 / DM-Signal) |
|---|---|---|---|---|
| 2016年9月 | 1,200万円 | 2,437万円 | 17,242万円 | −23.8% / −33.7% |
| 2019年9月 | 840万円 | 1,393万円 | 3,573万円 | −23.8% / −33.7% |
| 2021年9月 | 600万円 | 874万円 | 1,461万円 | −22.4% / −19.3% |
| 2022年9月 | 480万円 | 672万円 | 1,050万円 | −7.1% / −18.4% |
| 2024年9月 | 240万円 | 281万円 | 347万円 | −6.9% / −14.7% |
始めた月 2016年9月
- 余りに入れた額
- 1,200万円
- S&P500で(税引き後)
- 2,437万円
- DM-Signalで(税引き後)
- 17,242万円
- 余りの口座の最大下落(S&P500 / DM-Signal)
- −23.8% / −33.7%
始めた月 2019年9月
- 余りに入れた額
- 840万円
- S&P500で(税引き後)
- 1,393万円
- DM-Signalで(税引き後)
- 3,573万円
- 余りの口座の最大下落(S&P500 / DM-Signal)
- −23.8% / −33.7%
始めた月 2021年9月
- 余りに入れた額
- 600万円
- S&P500で(税引き後)
- 874万円
- DM-Signalで(税引き後)
- 1,461万円
- 余りの口座の最大下落(S&P500 / DM-Signal)
- −22.4% / −19.3%
始めた月 2022年9月
- 余りに入れた額
- 480万円
- S&P500で(税引き後)
- 672万円
- DM-Signalで(税引き後)
- 1,050万円
- 余りの口座の最大下落(S&P500 / DM-Signal)
- −7.1% / −18.4%
始めた月 2024年9月
- 余りに入れた額
- 240万円
- S&P500で(税引き後)
- 281万円
- DM-Signalで(税引き後)
- 347万円
- 余りの口座の最大下落(S&P500 / DM-Signal)
- −6.9% / −14.7%
注記: 2016年9月〜2026年8月。毎月10万円を入れ、2026年8月に全部売った後の手元です。最大下落は入金で薄まらないように、1口あたりの値で数えています。各月の最初の取引日の値で数え、手数料・為替は入れていません。DM-Signalの数は同じ期間を後から見て選んだ構成です。過去データでの検証(バックテスト)。将来の成績を保証しません。期間 2016-09〜2026-08(120 か月)。スタンダードプランの会員が今シグナルまで見られる「シン分身-激攻」。無料・ベーシックでは成績だけ見られ、シグナルはスタンダードプランから。
始めた月を2016年9月から1か月ずつずらした109通りのうち、108通りで、余りをデュアルモメンタムで回した方が、税引き後の手元が多く残りました。少なかったのは2025年9月から始めた1通り(1年)で、差は1万円でした。
毎年の税金を払っても、差は残った
S&P500は売るまで税金がかからないので、課税口座では有利です。デュアルモメンタムは毎年税金を払うので、その分だけ増え方が削られます。
それでも、この期間では、増え方の差が税金の差を上回りました。
下げは深くなる
余りの口座だけを見ると、最大下落はS&P500の−23.8%に対して、デュアルモメンタムは−33.7%でした(2016年9月から)。
NISAと合わせた全体では、−23.8%が−28.6%になりました。NISAのS&P500が大きいほど、全体の下げは薄まります。
デュアルモメンタムは下げの局面で守りの資産へ移りますが、月に1回の判定なので、急な下げの初めは避けられません。
どちらを選ぶか
- 余りのお金で、下げの深さを今より大きくしたくないなら、S&P500のまま課税口座で持つ。売るまで税金がかからない。
- 下げが深くなる代わりに増え方を取りにいくなら、余りをデュアルモメンタムで回す。毎年の税金と、確定申告の手間がかかる。
できないこと
- 税金は売った年にかかります。その年の所得や他の口座との通算で結果が変わります。
- 判定は月に1回なので、急な下げの初めは避けられません。
- 過去の結果は、これから同じになることを示しません。
次の一歩
今月のBasic-DualMomentumの保有と比率は、登録なしで見られます。
今月の保有を見る → ・ デュアルモメンタム×3倍レバレッジとの比較を見る → ・ ガイドの一覧を見る →