年の初めに一括か、毎月の積立か
新NISAで、年の初めにまとめて入れるか、毎月少しずつ積み立てるか。迷う人は多いと思います。その年に投資する120万円を、1月の最初の取引日に一括で入れる場合と、1月から12月まで毎月10万円ずつ入れる場合を、その年の年末の値で比べました。
1994年からのSPY(S&P500のETF、配当込み)
32年のうち、一括が上回ったのは24年(75.0%)でした。差の中央値は、一括が約6万円多い形です。
積立が上回った8年は、1994・2000・2001・2002・2008・2009・2020・2022年でした。
2008年は、一括が76.5万円、積立が89.6万円。2022年は、一括が97.6万円、積立が112.3万円でした。
1929年からのS&P500(指数、配当なし)
97年のうち、一括が上回ったのは61年(62.9%)でした。差の中央値は、一括が約4.5万円多い形です。
積立が上回ったのは36年で、1930〜1932年、1973〜1974年、2000〜2002年、2008年、2022年など、年の途中から大きく下げた年が並びます。
1929年は、10月に暴落が始まったにもかかわらず、一括が103.7万円、積立が99.2万円で、一括が上回りました。1973年は、一括が98.3万円、積立が109.2万円でした。
5年続けた場合
毎年120万円を5年続け、5年目の年末で比べると、一括が上回ったのは、SPYで28回のうち18回(64.3%)、S&P500で93回のうち69回(74.2%)でした。
わかること

上がった年が多い期間では、早く入れた一括の方が多くの年で上回りました。積立が上回った年には、2008年や2022年のように年の途中から大きく下げた年が多く含まれます(SPYの8年のうち5年)。その差は、2022年のSPYで約15万円、2008年で約13万円でした。
暴落の途中で積立を止めた場合は「暴落中に積立を止めたら」、TQQQを毎月積み立てた場合は「TQQQの積立」にまとめました。
関連するガイド
暴落中に積立を止めたら ・ TQQQの積立 ・ オルカンとS&P500 ・ 新NISAとレバレッジ型
買うのは各月の最初の取引日の終値、比べるのはその年の最後の取引日の終値です。SPYは配当込みの調整済みの値(1994〜2025年)、S&P500は配当を含まない指数の値(1929〜2025年)。5年の比べは1年ずつずらしているので、隣り合う期間は重なります。税・手数料・為替は入れていません。