レバFANGのシミュレーション
レバFANGは、大和アセットマネジメントの「iFreeレバレッジ FANG+」の通称です。2020年8月に設定され、NYSE FANG+指数(配当込み、米ドルベース)の毎日の値動きの2倍程度を目指します。為替ヘッジを行う投資信託です。1倍の「iFreeNEXT FANG+インデックス」(2018年1月設定)は、為替ヘッジを行いません。
レバFANGは2020年に始まったので、それより前の値はありません。そこで、FANG+指数の毎日の値動きを2倍して、2014年から計算しました。
2014年10月からの値
FANG+の毎日2倍: 100万円が1億5,593万円(155.9倍、年率52.3%)。最大下落は−74.6%(2022年12月)。
FANG+(1倍): 100万円が2,005万円(20.1倍)。最大下落は−44.7%。
ナスダック100の2倍(QLD): 100万円が2,627万円(26.3倍、年率31.3%)。最大下落は−61.9%(2022年12月)。
2倍が通った谷
2021年10月の高値から2022年12月に−74.6%。100万円が25万円になった計算です。高値に戻ったのは2024年1月で、高値から27か月でした。
ほかにも、2018年6月からの−44.0%、2020年1月からの−40.1%、2025年10月からの−32.7%の下げがありました。12年で20%を超える下げは6回です。
同じ2022年、1倍のFANG+の下げは−44.7%でした。毎日2倍にした下げは、1倍の下げをそのまま2倍した約89%にはならず、−74.6%でした。一方で、戻るまでは1倍の21か月より長い27か月かかっています。
わかること
この12年のFANG+は上げが大きく、毎日2倍の計算では1倍の約7.8倍まで増えました。その途中で、資産が4分の1になる時期を通っています。レバFANGを長く持つ時の分かれ目は、この谷の間に持ち続けられるかです。
1倍のFANG+の下げは「FANG+の暴落と最大下落」、2倍・3倍の商品が長く持つと何が起きるかは「レバレッジETFを長期保有すると何が起きるか」にまとめました。
FANG+の2倍と、同じ10年の比べ
レバFANGの計算は、大きく増えた一方で、資産が4分の1になる時期を通っています。持ち続ける以外に、攻めるべき時と守るべき時をルールで判断する、という道もあります。デュアルモメンタムは、勢いの強い資産で攻め、勢いが無い時は守りの資産に移る、月1回のルールの投資法です。DM-Signalは、この考え方と3倍レバレッジを組み合わせたポートフォリオの過去の検証を公開しています。
| 資産の伸び | 最大下落 | 元に戻るのに必要な上昇 | |
|---|---|---|---|
| FANG+の毎日2倍(iFreeレバレッジ FANG+ の信託報酬を引いた計算) | 76.4倍 | −74.9% | 約4.0倍 |
| デュアルモメンタム×3倍レバレッジ(DM-Signal) | 119.5倍 | −33.7% | 約1.5倍 |
| SPY(参考) | 4.1倍 | −23.8% | — |
FANG+の毎日2倍(iFreeレバレッジ FANG+ の信託報酬を引いた計算)
- 資産の伸び
- 76.4倍
- 最大下落
- −74.9%
- 元に戻るのに必要な上昇
- 約4.0倍
デュアルモメンタム×3倍レバレッジ(DM-Signal)
- 資産の伸び
- 119.5倍
- 最大下落
- −33.7%
- 元に戻るのに必要な上昇
- 約1.5倍
SPY(参考)
- 資産の伸び
- 4.1倍
- 最大下落
- −23.8%
- 元に戻るのに必要な上昇
- —
2016年9月〜2026年8月、月初の値(各月の最初の取引日の終値)。手数料・税金は入れていません。毎日2倍は指数から計算した値で、商品そのものの値ではありません。DM-Signalは、スタンダードプランの「シン分身-激攻」のバックテストです。

FANG+の2倍は、同じ10年で約76倍になりました。その途中で、−74.9%の谷を通っています。デュアルモメンタム×3倍レバレッジの違いは、増え方の大きさだけでなく、途中の谷の浅さとの組み合わせに出ています。
ただ、同じことを自分で続けるには、価格のデータを集め、毎月の判定を計算し、検証をし直す手間がかかります。DM-Signalでは、デュアルモメンタム×3倍レバレッジのシグナルと過去の検証結果を、Webアプリでそのまま確認できます。売買は、そのシグナルを見て、自分の証券口座で行います。
DM-Signalの仕組みと研究を見る → ・ デュアルモメンタム×3倍レバレッジとの比較を見る →
関連するガイド
FANG+の暴落と最大下落 ・ レバナスの長期保有 ・ レバレッジETFを長期保有すると何が起きるか ・ TQQQとQLDの違い
各月の初めの取引日の終値で、2014年10月〜2026年9月の144か月。2倍の値は配当を含まない指数の終値から毎日の値動きを2倍して計算した値で、レバFANGの基準価額ではありません。手数料・借入やヘッジの費用・為替は入れていません。FANG+指数の公表は2017年9月26日で、それより前は遡って計算した値です。QLDは配当込みの調整済みの値です。