ゴルナスのシミュレーション
ゴルナスは、アモーヴァ・アセットマネジメント(旧 日興アセットマネジメント)の「Tracers NASDAQ100ゴールドプラス」の愛称です。2025年1月に設定されました。ナスダック100に100%、金の先物に100%、合わせて資産の200%分を持つ投資信託です。
設定から日が浅いので、ナスダック100(QQQ)と金(GLD)の値を使い、毎日100%ずつに戻す形で2006年から計算しました。金は先物に近づけるため、GLDの値動きから短期の金利の分を引いています。
2006年7月からの値
ゴルナスの計算: 100万円が9,381万円(93.8倍、年率25.1%)。最大下落は−53.1%(2008年11月)。
ナスダック100の2倍(QLD): 100万円が9,869万円(98.7倍、年率25.5%)。最大下落は−81.3%(2009年2月)。
ナスダック100(QQQ): 100万円が2,225万円(22.2倍、年率16.6%)。最大下落は−50.4%。
金(GLD): 100万円が616万円(6.2倍、年率9.4%)。最大下落は−42.5%。
同じくらい増えて、谷は浅かった
ゴルナスの計算とQLDは、20年でほぼ同じだけ増えました。違ったのは谷の深さと長さです。

2008年の下げ: ゴルナスの計算は2008年5月の高値から11月に−53.1%で、高値に戻ったのは2009年11月(高値から18か月)。QLDは2007年10月の高値から2009年2月に−81.3%で、戻ったのは2012年3月(高値から53か月)でした。
2022年の下げ: ゴルナスの計算は2021年12月の高値から2022年10月に−38.2%で、戻ったのは2023年11月(23か月)。QLDは−61.9%で、戻ったのは2024年6月(30か月)でした。
金だけでも、2011年8月の高値から2015年11月に−42.5%下げ、戻るまで約9年(107か月)かかっています。
毎日でなく月1回100%ずつに戻す計算でも、94.1倍で、ほぼ同じでした。
設定日からの値(2025年1月24日〜2026年10月1日)
ゴルナスの計算: 100万円が194万円。日々の値で最大の下げは−27.3%(2026年1月〜3月)。
QLD: 100万円が167万円。日々の値で最大の下げは−41.8%(2025年2月〜4月)。
わかること
2006年からの値では、ナスダック100と金を100%ずつ持つ形は、ナスダック100の2倍とほぼ同じだけ増え、2008年と2022年の谷はQLDより浅く、戻るのも早くなりました。金だけを見ると、2011年からの下げで戻るまで約9年かかっています。
ナスダック100の2倍を長く持つと何が起きるかは「レバナスの長期保有」、2倍・3倍の商品の長期保有の全体は「レバレッジETFを長期保有すると何が起きるか」にまとめました。
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各月の初めの取引日の終値で、2006年7月〜2026年9月の243か月。ゴルナスの計算は、QQQ(配当込みの調整済み)とGLDの値から計算した値で、投資信託の基準価額ではありません。目論見書にリバランスの頻度の記載がないため、毎日100%ずつに戻す形で計算しました。金はGLD(現物の金のETF)で、先物との差を短期の米国債の金利で近づけています。手数料・税・為替は入れていません。