SPXLを長期保有すると
SPXLは、S&P500の毎日の値動きの3倍を目指すETFです。「SPXLはやめとけ」という声もあれば、ナスダック100の3倍(TQQQ)より穏やかだと考える人もいます。
ここでは、2008年からの実際の値で、谷の深さと戻るまでの月数を見ます。
20%以上下げた9回
2009年: −67.7%、戻るまで9か月。
2010年: −40.2%、6か月。
2011年: −53.5%、12か月。
2015年: −27.5%、11か月。
2018年3月: −25.6%、5か月。
2018年12月: −39.6%、10か月。
2020年: −66.7%、9か月。
2022年: −60.4%、21か月。
2025年: −29.2%、4か月。
TQQQより谷は浅いのか
同じ10年(2016年9月〜2026年8月)のいちばん深い下げは、SPXLが−66.7%、TQQQが−80.1%。SPXLの方が13.4ポイント浅く、戻るまでも9か月で、TQQQの31か月より短い。
一方で、100万円の行き先はSPXLが1,269万円、TQQQが2,859万円でした。
3倍にしないSPYは、いちばん深い下げが−23.8%、戻るまで4か月です。
わかること
S&P500の3倍は、ナスダック100の3倍より谷が浅かった。それでも、−60%を超える下げが3回(2009年・2020年・2022年)ありました。
長く持つなら、この深さの谷を何度も通る前提で考えることになります。
S&P500の3倍と、同じ10年の比べ
SPXLは、ナスダック100の3倍より谷が浅い3倍です。それでも、−60%を超える谷を通っています。攻めるべき時と守るべき時をルールで判断する、という道もあります。デュアルモメンタムは、勢いの強い資産で攻め、勢いが無い時は守りの資産に移る、月1回のルールの投資法です。DM-Signalは、この考え方と3倍レバレッジを組み合わせたポートフォリオの過去の検証を公開しています。
| 資産の伸び | 最大下落 | 元に戻るのに必要な上昇 | |
|---|---|---|---|
| SPXLを持ち続ける | 12.7倍 | −66.7% | 約3.0倍 |
| SSO(S&P500の2倍)を持ち続ける | 8.2倍 | −47.2% | 約1.9倍 |
| デュアルモメンタム×3倍レバレッジ(DM-Signal) | 119.5倍 | −33.7% | 約1.5倍 |
| SPY(参考) | 4.1倍 | −23.8% | — |
SPXLを持ち続ける
- 資産の伸び
- 12.7倍
- 最大下落
- −66.7%
- 元に戻るのに必要な上昇
- 約3.0倍
SSO(S&P500の2倍)を持ち続ける
- 資産の伸び
- 8.2倍
- 最大下落
- −47.2%
- 元に戻るのに必要な上昇
- 約1.9倍
デュアルモメンタム×3倍レバレッジ(DM-Signal)
- 資産の伸び
- 119.5倍
- 最大下落
- −33.7%
- 元に戻るのに必要な上昇
- 約1.5倍
SPY(参考)
- 資産の伸び
- 4.1倍
- 最大下落
- −23.8%
- 元に戻るのに必要な上昇
- —
2016年9月〜2026年8月、月初の値(各月の最初の取引日の終値)で比べています。手数料・税金は入れていません。DM-Signalは、スタンダードプランの「シン分身-激攻」のバックテストです。

S&P500の3倍は、10年で約13倍になりました。その途中に、資産が3分の1になる谷があります。デュアルモメンタム×3倍レバレッジの違いは、増え方の大きさだけでなく、途中の谷の浅さとの組み合わせに出ています。
ただ、同じことを自分で続けるには、価格のデータを集め、毎月の判定を計算し、検証をし直す手間がかかります。DM-Signalでは、デュアルモメンタム×3倍レバレッジのシグナルと過去の検証結果を、Webアプリでそのまま確認できます。売買は、そのシグナルを見て、自分の証券口座で行います。
関連するガイド
3倍・2倍レバレッジETFの一覧 ・ TQQQとQLDの違い ・ レバレッジETFを長期保有すると何が起きるか
SPXLは2008年11月〜2026年9月の月次。各月の最初の取引日の終値どうしで計算し、手数料・税・為替は入れていません。毎日の値で数えると、下げ幅はもう少し深くなります。