モメンタムクラッシュとは
モメンタムクラッシュは、モメンタム投資(過去に値上がりした物を買う投資)が、短い期間に大きく負ける現象です。
いつ起きやすいか
DanielとMoskowitz(2016年)は、1927年からのアメリカの株を調べ、モメンタム戦略の最悪の月が、1932年の夏と2009年の春に集まっていたことを示しました。
どちらも、市場が大きく下げた後に急に戻った時期です。下げの間に値下がりした株が、戻りで最も大きく上がったため、それを避けていた側が置いていかれました。

市場の値動きが荒い時期に起きやすい、とされています。
長期のETF投資では
買いと売りの両方を持つ戦略と違い、ETFを買うだけのモメンタム投資では、クラッシュは「戻りに乗り遅れる」形で出ます。下げの途中で守りに移った後、急な戻りを取り逃すことです。
月1回の判定では、急な下げの初めも、急な戻りの初めも取れません。1か月のうちに下げて戻るような相場は、月1回のルールには苦手な形です。
備え
判定の頻度、勢いを測る期間、候補の数を、1つの値だけに頼らずに決める。
クラッシュが起きる前提で、高値からの下げの深さを見ておく。下げの深さの見方は「最大ドローダウンとは」にまとめました。
論文の詳しい要約は、研究の記事にあります。
DM-Signalは、勢いの強い資産で攻め、勢いが無い時は守りの資産へ移るデュアルモメンタムを、毎月のシグナルと検証の結果で公開しています。