TQQQを200日線と金利で外すルールは、本物のTQQQでも勝つか
FF金利(アメリカの政策金利)とNASDAQ100の200日移動平均線を合図に、危ない時だけTQQQを外す。このルールを1985年からの41年で計算すると、20年の窓のすべてで持ち続けに勝つ、という結果がよく紹介されます。
ただし、TQQQは2010年、QLDは2006年に始まったETFです。1985年からのTQQQは、指数を3倍にして作った数字です。
ルール
金利: FF金利が0.3%を下回ったら買い、2.5%以上で売り。
200日線: NASDAQ100が200日線を5%上回ったら買い、12%下回ったら売り。
どちらかが買いなら持ち、両方が売りの時だけ外して現金で待つ。
本物のETFで測ると
QQQ(1999年〜): 年率は持ち続け10.8%、ルール15.4%。最大下落は−83.0%が−40.3%に。
QLD(2006年〜): 年率は25.1%と25.6%。最大下落は−83.1%が−68.1%に。
TQQQ(2010年〜): 年率は42.4%と36.2%。最大下落は−81.7%が−80.5%に。
本物のTQQQでは、ルールは持ち続けに年率で6ポイント負け、下げもほとんど浅くなりませんでした。
なぜ負けたのか

TQQQがある期間に売りが出たのは2回です。2022年9月26日は下げの大半が終わった後、2025年4月7日は底の近くでした。
2010年から2018年までは金利が低く、一度も売りが出ていません。41年の勝ちは、本物のレバレッジETFが無い2000年と2008年の下げを避けたことから来ていました。
線を全部並べると
金利と200日線の線を10,680通り並べると、本物のTQQQで持ち続けに勝ったのは736通り(6.9%)、一度も売らず持ち続けと同じが3,302通り、残りは負けでした。
1か月ずつずらした10年の窓80本では、勝ち3本・同じ31本・負け46本です。
わかること
危ない時だけ外す、という考え方は自然です。ただ、いつを「危ない時」とするかは、本物のデータと全部の組み合わせで確かめると、結果が逆になることがあります。
図と細かい条件は、元の研究の記事にあります。
移動平均でも勢いの比べでも、毎月の判定を自分で計算し、ルールを守り続けるのは手間がかかります。DM-Signalでは、デュアルモメンタムの判定と過去の検証を、Webアプリでそのまま確認できます。
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成績は配当込みの本物のETFの値(2026年10月15日まで)。合図は本物のFF金利(FRED)とNASDAQ100の終値で決め、翌日の終値で売り買いしています。売り買い1回の手数料は0.495%、税は入れていません。外している間は、FF金利で増える現金としています。